【12冠は意味ない?】AWS認定資格をすべて取得するまでにかかった時間などをご紹介!

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どうも。くれとむです。
最近、12種類のAWS認定資格を全て取得することができました。

チーズくん

AWSの資格っていっぱいあるんだね〜。

くれとむ

AWSはサービスの数も多くて、最初は何をすればいいのか分からなかったけど、レベルに沿って少しずつ学習することで、12個の資格を取得することができたよ。

本記事では、AWS資格を12個取得するのにかかった期間やおすすめの受験順番、勉強方法などをご紹介します。AWS認定に興味を持っている方の参考になれば幸いです。

筆者プロフィール(12冠達成時点)
  • IT系の保有資格:AWS認定12冠(CPP、SAA、DVA、SOA、SAP、DOP、ANS、SCS、MLS、DAS、DBS、PAS)、基本情報技術者、G検定
  • 経歴:SE 3年目
  • AWS使用歴:システム構成検討、環境構築を8ヶ月ほど

受験履歴

各資格を受験した時の履歴です。
AWSの学習を始めたのが2024年5月ごろからで、12冠を達成したのが2024年11月でした。
1年半ほどで12冠を達成しました。

チーズくん

「AWS 12冠」と検索すると、1年未満で全資格を取得している人やスコア平均点が900点の人とか猛者が沢山いるけど、それに比べたら平凡な結果だね。

くれとむ

手厳しいな。

AWS認定の受験順番

おすすめの順番

クラウドプラクティショナー、アソシエイト資格、プロフェッショナル資格、Specialty資格の順番で受けることをお勧めします。

この順番で受けることをお勧めする理由は、アソシエイトプロフェッショナル資格の知識が、Specialty資格の問題内容に紐づいているためです。
プロフェッショナルでAWSの知識を包括的に身につけることができるので、Specialty資格の受験勉強がだいぶ楽になります。
例えば、SAP(Solutions Architect – Professional)を受験した後に、DBS(Database – Specialty)を受験することで、データベースに関する知識(RDS、DynamoDBなど)をある程度身につけた状態になるので、勉強時間も短くすることができます。

ちなみに同じ区分の資格については、特に順番は気にしなくても良いと思います。
(Specialty資格の場合、Advanced Networkingを先に受けても、Machine Learningを先に受けても良い。)

僕自身は、クラウドプラクティショナー(CLF) → アソシエイト資格(SAA→DVA→SOA) → プロフェッショナル資格(SAP→DOP) → Specialty資格(ANS→SCS→MLS→DAS→DBS→PAS)の順に受けました。

くれとむ

例えば、IAMロールの使い分けや、ネットワーク接続(VPCピアリング、DirectConnect、Site-to-Site VPN、Transit Gatewayなどは、ほぼ全てのAWS認定で出てくる共通サービスです。

12冠して良かったこと

自身でAWSを活用できるようになった

自身で必要な時に、AWSを活用できるようになりました。
特にAWSを勉強が役に立ったと思ったのは、ChatGPTが流行り出して、APIを活用することで色々なツールを作ることができるとなった時です。

くれとむ

最初は、ChatGPTによる音声合成チャットbotを作りたいと思いました。
調べたところ、アレクサのカスタムスキルを設定すれば、AWSのLambda上に実装した任意の処理を実行できることが分かりました。

リアルタイムで返信が返ってくるチャットbotでは、性能の高いサーバーが必要でした。
性能の高いEC2インスタンス上でVOICEVOXというソフトウェアによる処理を実施しChatGPTのAPIによる処理や、EC2との連携などは、Lambdaでコードを書いて実装しました。

「アレクサ、VOICEVOX、ChatGPTを組み合わせた音声合成チャットbot」を作りました。


実装したチャットbotについては、以下の記事に詳細を書いています。

AWSの学習をしていなければ、調べた段階で、EC2? Lambda??となってAWSを有効活用することはできなかったと思うので、事前にAWS認定を通じて勉強しておいて良かったと思いました。

AWS構成図が理解できるようになった

仕事でもAWSの話が出てくることが多いです。
その際に、サービス名や構成図などをスムーズに理解することができるようになりました。
初めてのプロジェクトに関わった時も、AWSの構成図を理解できるため、やろうとしていることがすぐに分かるのは便利です。

AWSに関連する最新のトレンドや業界の話題について理解し、積極的にディスカッションに参加することができるようになりました。
技術的な側面、ビジネス的な利点、社内標準など、さまざまな角度からAWSの話題を理解し、議論できるようになったので良かったです。

インフラ関係の知識に興味が持てるようになった

以前はあまり触れることがなかったインフラに関する知識に深い興味を持つようになりました。
AWS認定では、インフラ関係の幅広い知識を身につけることができます。
ネットワーク、セキュリティなど構成を決めるときの基本的な用語も学ぶことができるためです。

また実際にEC2を構築して、サーバー設定を試すことができるので、例えば、Linuxの知識なども自然と知りたいと思えるようになりました。
ネットワークやストレージ、権限、データベースなど、AWSでは幅広いインフラの知識を学ぶことができるので、試験勉強で技術を深掘りしていくことで、インフラ関係の知識も自然と身についていきました。

くれとむ

僕自身は、AWSの勉強をする前は、インフラは面白くないと思っていました。しかし、AWSの勉強を通じて、インフラの奥深さを知り、またアプリ構築においても、インフラ設計がどれだけ大事かということを学べたのが良かったです。

社内に認知される

AWS認定の資格取得を通じて、ある程度のAWSに関する知識があることの証明になります。
従って、自身がAWS構築業務を希望する場合に、プロジェクトにアサインしてもらいやすくなるといった利点があります。

僕自身も、AWSの資格をとり始めたタイミングで、AWS関係のサーバリプレース業務に携わらせてもらうことができました。
自分自身がやりたいと思っている業務は、やる気も出ますし、仕事が楽しいと思えるようになりました。意欲的に業務に取り組むことで吸収力も高くなったと感じています。

また僕が勤めている会社では、AWS認定の受験料を出してもらう&合格の祝い金として、報奨金をもらうことができたのでラッキーでした。

12冠で足りないもの

実務経験に勝るものなし

業務に必要な知識は、資格の取得だけでは得られません。

AWS認定は、様々なサービスや技術の体系的な理解はできますが、実際のプロジェクトで遭遇する独特の課題や複雑な問題解決は、実務を通じてしか学ぶことができません。
結局12冠で得た知識は机上のものでしかなく、実際に手を動かした時に、必ずつまづくことがありました。現場での経験を通じて、より深い理解と応用能力を培う必要があると感じました。

ただし、資格で予め前提知識は蓄えているので、調べる際もストレスなくスムーズにできたというのは感じましたので、資格取得の意味は十分にあると思います。

くれとむ

英語で言うと、リスニングとリーディングはできるけど、スピーキングはできないみたいな感じだと思います。
聞く読むができるようになった上で、スピーキングができるようにするためには、実践あるのみですね。

新サービス理解の必要性

AWSの最新トレンドや革新的な技術についても、常に学び続ける必要があります。

AWSの認定資格は、その時点での知識でしかなく、資格取得後も新しいサービスはものすごいスピードで増え続きています。
資格を取得したことに甘んじて、学ことを辞めれば、一瞬で知識は陳腐化して、取り残されてしまいます。
そのため資格取得したとしても、常に学び続ける姿勢は忘れないようにしなければいけないと思いました。

受験勉強で役立ったもの

AWS Web問題集

TechStock|AWS WEB問題集で学習しよう

Tech StockのWeb問題集は、AWS認定合格に一番役に立ったと感じるサイトです。
試験合格という点に着目するのであれば、絶対にやっておいた方が良いと思います。

有料ですが、問題数が多く問題自体の質と解説のクオリティも高いため、試験を想定した事前学習に最適です。

くれとむ

間違えた問題のみ表示する機能もあるので、効率的に学習することが可能です。
僕の場合は、まず問題を2周・3周してから、最後の仕上げに、間違えた問題のみ表示して、大方9割くらい解けるようになってから試験に臨むようにしていました。

  • ベーシックプロフェッショナルの2プランがある。
  • クラウドプラクティショナー、アソシエイトの問題はベーシックで解ける
  • プロフェッショナル、Specialtyの問題は、プロフェッショナルで解ける

BlackBeltの動画と資料を見る

Youtubeに投稿されているBlackBeltの動画を見ることもおすすめします。
各サービスごとに大体50分くらい動画で要点が分かりやすくまとめられています。

BackBeltの動画に使われている資料は以下のリンク先から確認することができるので、
こちらの資料を使うことで、苦手分野に絞って効率的に学習できます。
AWS サービス別資料

[AWS Black Belt Online Seminar] AWS Direct Connect

Udemy教材の活用

Udemy | AWSの資格をとるならUdemyで学ぼう!

AWS認定の学習にあたって、Udemyの教材(試験概要の講座と問題集)を活用しました。
Udemyは月に2,3度セールがあり、その時期は2,000〜3,000円ほどで購入可能なので、セールのタイミングを狙って購入することをオススメします。

IT資格の人気オンラインコース
くれとむ

プロフェッショナル資格とSpecialty資格には、あまり日本語の教材が揃っていません。なので、英語の教材を日本語字幕で見ました。

特に、Stephane Maarekという方の講座は、構成図やイラストを交えながら説明してくれるので、非常にお勧めです。

使用したUdemy教材一覧
  • SAA:【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
  • DVA:Ultimate AWS Certified Developer Associate 2023 NEW DVA-C02
  • SOA:Ultimate AWS Certified SysOps Administrator Associate 2023
  • SAP:Ultimate AWS Certified Solutions Architect Professional 2023
  • DOP:AWS Certified DevOps Engineer Professional 2023 – Hands On!
  • ANS:[NEW] AWS Certified Advanced Networking Specialty 2023
  • SCS:Ultimate AWS Certified Security Specialty [NEW 2023] SCS-C02
  • MLS:
    ・Machine Learning A-Z™: AI, Python & R + ChatGPT Bonus [2023]
    ・AWS Certified Machine Learning Specialty 2023 – Hands On!
  • DAS:AWS Certified Data Analytics Specialty 2023 – Hands On!
  • DBS:[NEW]Ultimate AWS Certified Database Specialty 2023
  • PAS:[NEW] AWS Certified SAP on AWS Specialty – Hands On Guide


またたくさん問題を解いておきたいという方には、以下のような模擬問題集もお勧めです。
日本語の模擬問題集は少ないのですが、Udemyの講座検索画面にて、各試験の英語の正式名称で検索すると模擬問題集の教材が出てきます。

AWS Certified Machine Learning Specialty: 3 PRACTICE EXAMS

模擬問題が140問収録されています。
問題の質も良く、解説も丁寧です。
僕が解いた模擬問題の中では一番オススメです!

Chromeで右クリックして「日本語に翻訳」することで、英語の模擬問題でも日本語で解くことができるため、英語が苦手でも大丈夫です。

  • 各認定試験の概要は、Stephane Maarek先生の講座がオススメ
  • 英語の模擬問題集は、Chromeで日本語翻訳して解くと良い
  • セール中に購入すれば、2,000〜3,000円ほどで購入可能

参考書を読む

試験範囲の概要を学べる参考書を読むことをお勧めします。
特に以下の「AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル」の参考書と、「要点整理から攻略する〜」というシリーズは、非常に分かりやすかったのでお勧めです。

くれとむ

「要点整理から攻略する〜」シリーズは、各AWS認定ごとにそれぞれ書籍が出ているため、各試験に必要な重点を効率的に学べます。

ChatGPTの活用

ChatGPTに分からないことを聞くという勉強方法が非常にお勧めです。
2021年までの情報ですが、知りたいことをピンポイントで的確に教えてくれるので、非常に役立ちました。
人に質問する感じの形式で質問することができるので、キーワードだと何て調べたらいいか分からない細かな構成についての疑問点も解消することができるので、オススメです。

返答もわかりやすくまとめられていて、グッドです!

くれとむ

回帰分類とバイナリ分類の違いは?

ChatGPT

機械学習において「回帰」、「分類」、そして「バイナリ分類」は、タスクの種類を表す重要な用語です。それぞれのタスクの違いは以下の通りです:

  • 回帰:回帰は、目的変数(または応答変数)が連続値を取るタスクを指します。つまり、数値の範囲全体にわたる予測を行います。例えば、家の価格予測や株価予測などが回帰タスクに該当します。使用されるアルゴリズムには線形回帰、決定木回帰、サポートベクター回帰などがあります。
  • 分類:分類は、目的変数がカテゴリ(またはクラス)を取るタスクを指します。つまり、予測される出力はカテゴリに属します。例えば、メールがスパムであるか否かの予測や、画像に犬が含まれているか否かの予測などが分類タスクに該当します。使用されるアルゴリズムにはロジスティック回帰、決定木分類、サポートベクター分類、ニューラルネットワークなどがあります。
  • バイナリ分類:バイナリ分類は分類の一種で、目的変数が2つのカテゴリのみを取るタスクを指します。つまり、予測される出力は2つのカテゴリのうち1つになります。先ほどのメールがスパムであるか否かの予測はバイナリ分類の一例です。

まとめ

くれとむ

AWS認定の12冠達成できて良かったね!

くれとむ

うん、でもね、全冠を取ってもまだまだ学ぶことはたくさんあるんだ。
資格は、学びの旅の一里塚に過ぎないんだ。

くれとむ

そうだね。でも、資格を取る勉強を通じて、実務がスムーズになったこととか、AWSに関連する業務に携わらせてもらう機会が多くなったのは良かったよね。

くれとむ

サーバ構築やセキュリティの業務には直結してるから、資格取得で学んだことが活かせていると実感しているよ。

AWSのサービスは増え続けているので、資格取得したからといって学ぶことをやめてしまえばすぐに知識が通用しなくなるため、今後も自己研鑽は続けていく必要があるなと思いました。

ただAWSの勉強自体は、色々な知識が学べて楽しいので、今後も楽しみながらマイペースに続けていければいいなと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。










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くれとむ
IT企業3年目のエンジニアです。 日常の便利なものやITに関する記事を投稿しています。 AWS認定12冠(CLF, SAA, DVA, SOA, SAP, DOP, ANS, SCS, MLS, DAS, DBS, PAS)、基本情報技術者、応用情報技術者、TOEIC L&R 870点 このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。